第一〇飛行師団編合

 捷一号作戦時の特別攻撃隊(八紘隊)は教導飛行師団で編成 されたものが多いが、八紘隊第四隊(護国隊。一式戦12機編制)は第一〇飛行師団 で編成された。マリアナ諸島を根拠とした米第二〇航空軍第二一爆撃集団(司令官; ヘイウッド・ハンセン准将)は昭和十九年十一月に入ってから東京上空の偵察を行っていたが、 十一月二十四日に約80機をもって中島飛行機武蔵工場を目標に初空襲を行った。 これを皮切りに東京・名古屋・明石等が空襲されたが、これらは軍需工場を目標とした 高々度精密爆撃によるものが多く、その限りにおいては市街地の被害は少なかった。 高度10、000m前後で進入してくるB−29重爆撃機に対して高々度戦闘機を持たない 防空部隊は苦戦を強いられた。第一〇飛行師団は大陸命第第一二四四号(昭和二十年二月六日) により第六航空軍戦闘序列に編入された。昭和二十年二月十六日・十七日には第五八任務群 (司令官;マーク・ミッチャー中将)の艦載機による空襲があり第一〇飛行師団はかなりの 戦果を挙げたが、50機以上の損害を受けた。比島で苦闘する第四航空軍への増援のため 大陸命第一一七六号(昭和十九年十一月六日)により飛行第一八戦隊が南方軍総司令官指揮下 に配属された。なお、南満州防空のため派遣されていた飛行第七〇戦隊(戦闘)は 大陸指第二二七一号(昭和十九年十一月七日)により第一〇飛行師団長指揮下に復帰している。

昭和二十年二月二十八日
第一〇飛行師団司令部(師団長心得:吉田喜八郎少将29)
   独立飛行第一七中隊(司偵)
   飛行第一八戦隊(戦闘)
   飛行第二三戦隊(戦闘)
   飛行第二八戦隊(司偵)
   飛行第四七戦隊(戦闘)
   飛行第五三戦隊(戦闘)
   飛行第七〇戦隊(戦闘)
   飛行第二四四戦隊(戦闘)
   第四〇航空地区司令部、第四六航空地区司令部
      第三飛行場大隊、第六飛行場大隊、第七飛行場大隊、
      第四三飛行場大隊、第六六飛行場大隊、第七四飛行場大隊、
      第一四〇飛行場大隊、第一四一飛行場大隊、第一六四飛行場大隊、
      第一六五飛行場大隊、第一六六飛行場大隊、第一六九飛行場大隊、
      第一七〇飛行場大隊、第一七五飛行場大隊、第一七六飛行場大隊、
      第一八七飛行場大隊、第二三二飛行場大隊、第二三三飛行場大隊、
      第二三四飛行場大隊、第二四四飛行場大隊、
      第六五飛行場中隊、第七一飛行場中隊、第七二飛行場中隊
   第一対空無線隊、第二対空無線隊
   第二五野戦飛行場設定隊、第二六野戦飛行場設定隊

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Last Update 2010/01/25