飛行師団

【飛行師団】
地上軍の「師団」に相当する。第一〜第一三飛行師団が戦域を分担した。なお、第二〜第五飛行師団は第二〜第五飛行集団を改称したものである。 飛行師団は原則として飛行団を隷下に置いたが、飛行団を有さない飛行師団もあった。飛行師団の師団長には中将が親補された。事情により少将が統率する場合の職名は「師団長心得」(師団長代理)となる。


師 団隷 属戦 域
第一飛行師団第一航空軍司令官→第五方面軍司令官→航空総軍司令官 内地(北海道・千島地区)
第二飛行集団
→第二飛行師団
航空兵団司令官
→第二航空軍司令官→第四航空軍司令官
満州、後に比島
第三飛行集団
→第三飛行師団
航空兵団司令官→南方軍総司令官
→支那派遣軍総司令官
大陸本土
第四飛行集団
→第四飛行師団
航空兵団司令官
→第二航空軍司令官→第四航空軍司令官→第一四方面軍司令官
満州、後に比島
第五飛行集団
→第五飛行師団
航空兵団司令官→南方軍総司令官
→第三航空軍司令官
南方(ビルマ方面)
第六飛行師団第四航空軍司令官 南方(ニューギニア島)
第七飛行師団第四航空軍司令官→第三航空軍司令官 南方(ニューギニア島、豪北)
第八飛行師団第一〇方面軍司令官 台湾
第九飛行師団第三航空軍司令官 南方(スマトラ島)
第一〇飛行師団第六航空軍司令官→第一航空軍司令官 内地(京浜地区)
第一一飛行師団第六航空軍司令官→第一航空軍司令官→航空総軍司令官 内地(阪神・名古屋地区)
第一二飛行師団第六航空軍司令官 内地(北九州地区)
第一三飛行師団第五航空軍司令官 大陸本土


戦前は飛行団が飛行部隊と地上支援部隊とを結合する戦術単位であったが、戦時には地上支援部隊は 飛行師団長(飛行集団長)直属となって、飛行団は飛行部隊のみの編成(ここでいう「編成」とは、 飛行団の「部隊構成」のことである)となった。飛行師団の編合は それが置かれた状況により様々であった。以下に示すのは陸軍省兵務局兵備課が調製した 「編制人員表」による幾つかの飛行師団の編制人員である。 第二、第四飛行師団の編制人員が大きく異なるのは、捷号作戦準備のための「師団間空地分離」とでも言うべき 編合改変の結果、前者は飛行部隊のみの編合であるのに対して後者は地上支援部隊に加えて調査時点で編合内に 独立第一〇七・一〇八教育飛行団をも有していたためである。

飛行師団司令部の編制の例として第八飛行師団司令部、教導飛行師団司令部の編制表を以下に示す。
第六・第七・第九飛行師団司令部についても本表は第八飛行師団司令部と同じであるが、第九飛行師団のみ 第八飛行師団同様、通信班の編制が本表とは別出しになっている。



第八飛行師団司令部通信班 編制表
大尉班長 1
中(少)尉
准尉
曹長
軍曹(伍長)
66
合計79
昭和十九年軍令陸甲第六一号附表第二属表

飛行集団司令部一覧

飛行師団司令部一覧



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Last Update 2011/03/25