輸送飛行隊

【開戦時】
兵員および資器材の航空輸送のために輸送飛行隊が編成された。開戦時には以下の輸送飛行隊が 南方軍総司令官直属として輸送業務にあたった。

開戦時輸送飛行隊
  第七輸送飛行隊本部(隊長:加島誠輝少佐39)
     第一輸送飛行隊、第二輸送飛行隊
   第一一輸送飛行中隊
   第一二輸送飛行中隊
  特設第一三輸送飛行隊(隊長:松蕃樹中佐) 第二中隊ハ第三飛行集団長指揮下ニ配属
  特設第一五輸送飛行隊(隊長:成富汎愛(ヒロエ)中佐) 第三飛行集団長指揮下ニ配属


特設輸送飛行隊; 大日本航空・満州航空・中華航空から人員・飛行器材を供出して編成。 隊長は会社幹部が、隊員は軍属となった社員が務め、補給・補充は会社が行った。 このために陸軍は平時から上記航空会社を育成強化していた。 定期航空を行うことを主眼としていたが、所要に応じ兵員・軍需品の緊急輸送を行った。
特設第一三輸送飛行隊の編成完結時の人員一覧表を以下に示す。
特設第一三輸送飛行隊臨時編成完結ニ関スル書類提出ノ件


特設第一三輸送飛行隊人員一覧表
階級 奏任官待遇判任官待遇雇員工員合計
兵科中(少佐)
少佐(大尉)
中(少)尉
准尉2121
下士官<9>
74
<9>
74
(9)(9)
151
21130
11<9>
95
(9)258
21130
経理部尉官
下士官
衛生部尉官ケ1
下士官
総合計11<9>
95
(9)ケ1
261
21130
・ 「ケ」ハ兼職者ヲ示ス
・ ( )ハ編制定員ニ対スル過数ヲ、< >ハ欠数ヲ示ス


上記輸送飛行隊の輸送機の稼動状況を以下に示す。

輸送機稼働状況   (昭和十七年四月現在)
部隊指揮官装備定数稼動数
第七輸送飛行隊*加島誠輝少佐39九七輸×12九七輸×12
九七輸×1
第一一輸送飛行中隊ロ式輸×12ロ式輸×11、九七輸×3
第一二輸送飛行中隊ロ式輸×12ロ式輸×7
特設第一三輸送飛行隊第一中隊松蕃樹中佐ロ式輸×9ロ式輸×9
第二中隊ロ式輸×7、MC20×5ロ式輸×9、MC20×5
特設第一五輸送飛行隊第一中隊成富汎愛(ヒロエ)中佐ロ式輸×6、MC20×3ロ式輸×5、MC20×3
第二中隊MC20×4、九七式輸×8MC20×2、九七式輸×8
*第一・第二輸送飛行隊ヨリ成ル




【捷号作戦時】
比島への航空戦力集中に資するために令甲61(S19.6.8)にて以下の輸送部隊が臨時編成された。 (装備定数も併せて示す) 第一四・第一五輸送飛行中隊はグライダー部隊である。 第一三輸送飛行中隊は、令甲146(S19.11.2)にて挺進飛行第二戦隊が編制改正される際、人員・資材をこれに 転出して復帰した。 第一四輸送飛行中隊は西筑波で編成され、立川飛行場を根拠地として内地・外地との輸送に任じた後坂戸に移駐して作戦輸送を継続した。 第一五輸送飛行中隊は唐瀬原で編成され、同様に立川飛行場からクラークフィールド・プノンペンへの輸送を行った。

独立飛行第三一中隊(輸送)重爆×9
第八輸送飛行隊本部
第一三輸送飛行中隊輸送機×9
第一四輸送飛行中隊曳航機×9、滑空機×18
第一五輸送飛行中隊曳航機×9、滑空機×18


これらの部隊の編制表を以下に示す。


独立飛行第三一中隊(輸送) 編制表
少佐(大尉)中隊長
尉官19
准尉19
曹長36
軍曹(伍長)48
96
219
主計下士官
衛生下士官
衛生兵
合計224


第八輸送飛行隊本部 編制表
大(中)佐隊長
少佐(大尉)副官  1
             1
尉官
准尉
下士官書記   5
暗号掛   2
無線通信掛 1
器材武器掛 1
       3
24
43
主計尉官
主計下士官
軍医尉官
衛生下士官
合計49


第一三輸送飛行中隊 編制表
少佐(大尉)中隊長
大尉
中(少)尉
准尉10
曹長18
軍曹(伍長)26
80
141
主計下士官
衛生下士官
衛生兵
合計146


第一四・第一五輸送飛行中隊 編制表
少佐(大尉)中隊長
大尉
中(少)尉10
准尉12
曹長23
軍曹(伍長)32
107
188
主計下士官
衛生下士官
衛生兵
合計193

 輸送部隊一覧


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Last Update 2011/12/10