第一次兵備師団編制
第一次兵備師団編制
Organization of 1st Wave Coastal Divisions
師団司令部
歩兵聯隊
歩兵聯隊(其ノ一)は頭号3個聯隊の編制で、上陸した米軍の拘束にあたる。
聯隊は4個大隊編制で第一〜第三大隊が陣地の固持にあたるが、第四大隊は潜伏攻撃・挺進奇襲攻撃にあたるとされた。
歩兵砲中隊は一般には大隊砲4門を装備するが、本聯隊の場合は対舟艇・対戦車射撃にあたる戦車搭載砲を6門装備した。
歩兵聯隊(其ノ二)は末号聯隊の編制で、上記陣地を濾過浸透した敵部隊を撃滅することを任務とした。
2個大隊編制で、それぞれに聯隊砲中隊が支援についた。
Infantry Regiment
A Coastal Division had 3 Captive Infantry Regiments and 1 Counterattack Infantry Regiment.
師団砲兵部隊
第一次兵備により動員された師団の砲兵部隊には昭和二十年軍令陸甲第八三号(昭和二十年五月二十三日)動員された
砲兵隊・噴進砲隊が充当された。また同軍令により第三次兵備で動員された師団用の砲兵部隊も動員された。
師団速射砲隊
師団速射砲隊の編制は昭和十九年軍令陸甲第八三号「昭和十九年度陸軍動員計画令」(昭和十八年八月三十日)に拠っているが、
これは「機動決戦師団」の師団速射砲隊の編制と大隊段列の定員が3名異なるだけである。
「動員計画令」では諸部隊兵器表(兵器定数表)が現存していないが、本速射砲隊の装備は上記「機動決戦師団」速射砲隊と同等と考えられる。
装備は一式機動四十七粍速射砲12門で自動車編制であった。
Rapid Firing Unit
師団通信隊
師団通信隊の編制はそれぞれ4個分隊より成る無線小隊2個と10個分隊から成る無線隊1個である。
Signal Unit
師団輜重隊
師団輜重隊は輓馬中隊、自動車中隊各1個から成る。
Transport Unit
師団兵器勤務隊隊
師団兵器勤務隊の隊長は師団司令部兵器部の部員が兼勤した。
師団野戦病院
本土決戦師団
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Last Update 2017/04/25