東京湾兵団戦闘序列戦闘序列(昭和二十年八月)

- The OOB of Tokyo Bay Corps in August 1945 -



*本ページでは、場合によっては昭和二十年軍令陸甲第一三号(昭和二十年一月二十二日)を令甲13(S20.1.22)、 大陸命第一二九七号(昭和二十年四月八日)を命1297(S20.4.8)という風に略記します。

東京湾兵団は命1351(S20.6.19)により東京湾守備兵団の戦闘序列を更改の上、第一二方面軍戦闘序列に編入された。 この際第一二方面軍直下の部隊が編入された。師団としては第三次兵備で動員された第三五四師団が編入された。


 
東京湾兵団戦闘序列(昭和二十年八月十五日)
  東京湾兵団長 陸軍中将 大庭四平(22)
  東京湾要塞司令部
  第三五四師団
  独立混成第九六旅団
  独立混成第一一四旅団
    (横須賀鎮守府長官指揮下ニ配属)
  野戦重砲兵第六大隊(甲)(第一中隊欠)
  東京湾要塞重砲兵聯隊
  東京湾要塞第一砲兵隊
  東京湾要塞第二砲兵隊
    (第五三軍指揮下ニ配属)
  迫撃砲第六大隊
  東京湾要塞第一工兵隊
  東京湾要塞第二工兵隊
  独立工兵第一〇〇大隊
    (昭和二十年九月中旬編成完結予定)
  東京湾要塞通信隊
  特設警備第二九中隊



 
The OOB of Tokyo Bay Corps (15 August 1945)
  Tokyo Bay Corps Commanding Officer
   LtG Oba Shihei (22)
  Tokyo Bay Corps Headquarter
  The 354th Division
  The 96th Independent Mixed Brigade
  The 114th Independent Mixed Brigade
    (Attached to CO of Yokosuka Naval Distinct)
  The 6th Field Heavy Artillery Battalion (Type "A")
    (Minus the 1st Company)
  Tokyo Bay Fortress Heavy Artillery Regiment
  The 1st Tokyo Bay Fortress Artillery Unit
  The 2nd Tokyo Bay Fortress Artillery Unit
    (Attached to the CO of the 53rd Army)
  The 6th Trench Mortar Battalion (Hakugeki Daitai
  The 1st Tokyo Bay Fortress Engineer Unit
  The 2nd Tokyo Bay Fortress Engineer Unit
  The 100th Independent Engineer Battalion
    (Scheduled to complete the organization in September 1945)
  Tokyo Bay Fortress Signal Unit
  The 29th Specially Estaliblished Guard Company



◇東京湾兵団戦闘序列の推移

■東京湾要塞
東京湾要塞は昭和二十年二月十一日に 第一二方面軍戦闘序列に編入され、房総半島南部・三浦半島・伊豆大島の防衛を任務とした。 このときの東京湾要塞司令官隷下部隊は以下のとおりであった。    ・東京湾要塞司令部
   ・東京湾要塞重砲兵聯隊
   ・東京湾要塞第一砲兵隊
   ・東京湾要塞第二砲兵隊
   ・独立混成第六五旅団
命1259(S20.2.18)により以下の部隊が東京湾要塞司令官の隷下に編入された。
   ・東京湾要塞第一砲兵隊
   ・東京湾要塞第二砲兵隊
   ・東京湾要塞通信隊
また同大命で第一二方面軍戦闘序列に編入された独立混成第九六旅団(二月六日動員下令)は、三月四日の司令部編成完結とともに東京湾要塞司令官の指揮下に配属された。
この時点での東京湾要塞の隷指揮下部隊は以下のとおりである。

 
東京湾要塞隷指揮下部隊(昭和二十年三月四日)
  東京湾要塞司令官 大庭四平陸軍中将 (22)
  東京湾要塞司令部
  東京湾要塞重砲兵聯隊
  東京湾要塞第一砲兵隊
  東京湾要塞第二砲兵隊
  独立混成第六五旅団(伊豆大島)
  配属部隊
  独立混成第九六旅団

独立混成第九六旅団主力は房総半島南部に、同旅団独立歩兵第六五九大隊(欠二中隊)は三浦半島岩堂山地区に配置された。 三浦半島の防衛は海軍横須賀鎮守府の分担であったので、東京湾要塞の作戦地域は房総半島南部に重点が置かれた。 これに伴い東京湾要塞司令部は四月一日に横須賀から館山北方の船形に移動した。

■東京湾守備兵団
命1297(S20.4.8)により第一総軍・第二総軍の戦闘序列が発令されたが、この大命により東京湾守備兵団の編成が令されて 改めて第一二方面軍戦闘序列に編入された。 東京湾守備兵団には四月十五日の第一二方面軍命令(十二方作命第三十五号)により特設警備第二九中隊および防衛築城部第五工事隊が配属された。 また五月六日の第一二方面軍命令(番号不詳)により歩兵第四二七聯隊(第一四七師団)が指揮下に配属された。
この時の東京湾守備兵団の編成(部隊構成の意)を以下に示す。
 
東京湾守備兵団編成(昭和二十年五月六日)
  東京湾守備兵団司令官 大庭四平陸軍中将22

  東京湾要塞司令部
  独立混成第九六旅団
  東京湾要塞重砲兵聯隊
  東京湾要塞第一砲兵隊
  東京湾要塞第二砲兵隊
  東京湾要塞第一工兵隊
  東京湾要塞第二工兵隊
  東京湾要塞通信隊
  独立混成第六五旅団
  野戦重砲兵第六大隊(甲)[独立混成第九六旅団長指揮下]
  配属部隊
  歩兵第四二七聯隊
  特設警備第二九中隊
  防衛築城部第五工事隊  

■東京湾兵団
命1351(S20.6.19)により東京湾兵団戦闘序列が発令された。 令甲84(S20.5.23)により下令された第三次兵備により独立混成第六五旅団を基幹として第三二一師団が伊豆大島にて編成されたことにより 同島は東京湾兵団の作戦地域から外れた。
房作命甲第一号(昭和二十年七月十五日)による軍隊区分は以下のとおりであった。


 
東京湾兵団軍隊区分(昭和二十年七月十五日)
  東京湾兵団司令官 大庭四平陸軍中将22

  第三五四師団
    師団長 陸軍中将 山口信一(25)
    配属部隊
  歩兵第四二七聯隊(欠第四大隊) [第四一七師団]
     迫撃砲第六大隊(欠第五、第六中隊) [欠除部隊ハ新島派遣]
     野戦重砲兵第六大隊(欠第一中隊、第二中隊ノ1小隊)
      東京湾要塞重砲兵聯隊第三中隊
     特設警備第二九中隊七浦部隊
     別ニ海軍砲二門(八糎短)増加
  独立混成第九六旅団
    旅団長 陸軍少将 恵藤第四郎(27)
    欠除部隊
     独立歩兵第六五五大隊
     独立歩兵第六五九大隊ノ1中隊、曲射砲1小隊
     独立歩兵第六五六大隊ノ1中隊
     独立歩兵第六五七大隊ノ1中隊、機関銃1小隊
     独立混成第九六旅団工兵隊ノ1小隊
    配属部隊
     東京湾要塞重砲兵聯隊第五中隊(欠1小隊)
     特設警備第二九中隊(欠七浦部隊)
     別ニ海軍砲二門(八糎短)増加予定
  鴨川支隊
     長 陸軍少佐 大谷武夫(特) [独立歩兵第六五五大隊長]
     独立歩兵第六五五大隊
     独立歩兵第六五九大隊ノ1中隊、曲射砲1小隊
     独立歩兵第九六旅団工兵隊ノ1小隊
     東京湾要塞第一砲兵隊第四中隊
     在鴨川特設警備部隊
     別ニ海軍砲二門(十二糎)増加予定
  金谷支隊
     長 陸軍少佐 臼井直助(特) [東京湾要塞第一砲兵隊長]
     独立歩兵第六五六大隊ノ1中隊
     東京湾要塞第一砲兵隊(欠第二、第三、第四中隊)
  船形支隊
     長 陸軍大尉 松村伸一(56) [歩兵第四二七聯隊第四大隊長]
  歩兵第四二七聯隊第四大隊
     独立歩兵第六五七大隊ノ1中隊、機関銃1小隊
     東京湾要塞重砲兵聯隊第五中隊ノ1小隊
     野戦重砲兵第六大隊第二中隊ノ1小隊
  兵団砲兵隊
     長 陸軍大佐 高須勝利(27) [東京湾要塞重砲兵聯隊長]
     東京湾要塞重砲兵聯隊(欠第三中隊、第五中隊、第三大隊)
     東京湾要塞第一砲兵隊ノ第二、第三中隊
     別ニ三十糎榴一門、二十四糎榴一門、十五糎臼一門増加予定
  兵団直轄部隊
      東京湾要塞第一工兵隊
      東京湾要塞第三工兵隊
      東京湾要塞通信隊
       (独立無線第五一小隊、第五二小隊、第二九独立通信作業隊ヲ属ス)
      独立有線第一三六中隊
       (第二五独立通信作業隊ヲ属ス)
      東京湾要塞臨時輸送隊

  ※ 独立混成第一一四旅団(旅団長 陸軍少将 築瀬真琴(26))
     ハ横須賀鎮守府長官ノ指揮下  



東京湾兵団の作戦地域を以下に示す。
(毛塚五郎 「東京湾要塞歴史」による)



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Last Update 2016/01/01