教導航空軍編合

 捷号作戦における機動予備兵力として昭和十九年軍令陸乙第四一号(昭和十九年八月九日) により教導飛行師団を編合した教導航空軍が編成された。司令官は陸軍航空総監が 兼任し司令部要員も陸軍航空総監部の総務部・教育部との兼務であった。  また教導航空軍司令官は以下の部隊を教育訓練・作戦準備に関して区処下に置いた。
      ◆大陸指第二一二〇号(昭和十九年八月九日)にて
         第一二飛行団(戦闘)
         第一六飛行団(戦闘)
         飛行第一〇戦隊(司偵)
         飛行第六〇戦隊(重爆)
      ◆大陸指第二一六九号(昭和十九年九月二十一日)にて
         第二一飛行団(戦闘)
 第二・第三・第四独立飛行隊はマリアナ諸島のB−29重爆撃機基地攻撃のため編成されたが、 編制の上では地上勤務員が少なくて機体整備に支障を生ずるので、母体となった教導飛行師団の 師団長指揮下に配属された。大陸命第一一六四号(昭和十九年十月二十八日)により防衛総司令官 に対して「教導航空軍司令官ヲシテ」マリアナ諸島攻撃が命ぜられた。この攻撃は硫黄島を中継点として、 十一月二日の第一次攻撃を始めとして3回実施され相応の被害を与えた。マリアナ諸島への攻撃は 大陸命第一一七七号(昭和十九年十一月七日)により防衛総司令官指揮下に配属された 飛行第一一〇戦隊(重爆)により十二月六日の夜にも実施された。これは夜間出撃準備中の B−29重爆撃機に対して奇襲となり、本土空襲を一週間程度遅延させる戦果を挙げたが、 飛行第一一〇飛行戦隊も戦力の2/3を失った。

昭和十九年十月三十一日
教導航空軍司令部(司令官:菅原道大中将21)
   下志津教導飛行師団 (偵察)
   明野教導飛行師団 (戦闘)
   常陸教導飛行師団 (戦闘)
   鉾田教導飛行師団 (軽爆)
   浜松教導飛行師団 (重爆)
   宇都宮教導飛行師団 (航法)
   第二独立飛行隊(重爆)浜松教導飛行師団長指揮下ニ配属
   第三独立飛行隊(司偵)鉾田教導飛行師団長指揮下ニ配属
   第四独立飛行隊(司偵)下志津教導飛行師団長指揮下ニ配属

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Last Update 2010/01/24