航空総軍戦闘序列

 本土決戦準備として航空戦力を一元化して運用するため航空総軍が創設された。 航空総軍司令官は第一・第二総軍司令官と同様に天皇に直隷して航空作戦・教育面で 隷指揮下部隊を統率した。 航空総軍司令部は昭和二十年軍令陸甲第五四号(昭和二十年三月三十一日)により臨時編成され、 陸軍航空総監部の人員が充当された。司令部員は陸軍航空本部との兼務であった。 航空総軍司令部の編制定員は下士官兵を含め683名である。 航空総軍司令官には、第一五軍司令官田口廉也中将22と共にインパール攻略作戦を推進した緬甸方面軍司令官 河辺正三大将(当時中将)19が親補された。 (つまり河辺大将についてはインパール攻略作戦失敗の責任は問われなかった)  また昭和二十年軍令陸乙第九号(昭和二十年四月十三日)により陸軍航空総監部は閉鎖され、 陸軍航空本部の編制改正が行われた。  航空総軍の戦闘序列は大陸命第一二九八号(昭和二十年四月八日)により発令された。 当初は北東方面を除く内地・朝鮮を担任範囲と考えて鈴鹿以東の第一航空軍および以西の 第六航空軍を隷下に置いた。大陸命第一三二五号(昭和二十年五月八日)により戦闘序列 の更改が行われて第二航空軍・第五航空軍・第一飛行師団も隷下に置くことになった。
 航空総軍司令官の区処指揮下部隊には以下があった。
      ◆区処下部隊
        〔大陸命第一三〇一号(昭和二十年四月八日)にて航空作戦に関して航空総軍司令官区処下〕
           中央特種情報部(陸軍参謀総長隷下)
      ◆指揮下部隊
        〔大陸指第二四八一号(昭和二十年五月十四日)にて航空総軍司令官指揮下〕
           飛行第四戦隊(第一二飛行師団長隷下)
             〔大陸指第二五一二号(昭和二十年六月二十一日)にて原所属指揮下に復帰〕
           飛行第二四六戦隊(第一一飛行師団長隷下)
             〔大陸指第二五一二号(昭和二十年六月二十一日)にて原所属指揮下に復帰〕
           第五八航空地区司令部
           第七一・第二一四・第二一六・第二四〇飛行場大隊
           第一七〇・第一七一野戦飛行場設定隊
           第一〇航測隊
           第一一航空情報聯隊の情報1中隊
           第二気象聯隊の気象1中隊
           建築勤務第四一中隊
             〔大陸命第一三五〇号(昭和二十年六月十八日)にて第一七方面軍戦闘序列に編入〕
           建築勤務第四二中隊
      *第五八航空地区司令部以下は第二航空軍司令官隷下

  
昭和二十年五月三十一日
航空総軍司令部(司令官:河辺正三大将19)
   第一航空軍
   第六航空軍
   第二航空軍
   第五航空軍
   第一飛行師団
   第三〇戦闘飛行集団司令部(集団長:三好康之少将31)
      独立飛行第一七中隊(司偵)
      第一六飛行団司令部(団長:山田邦雄中佐42)
         飛行第五一戦隊(戦闘)
         飛行第五二戦隊(戦闘)
      飛行第四七戦隊(戦闘)
      飛行第六二戦隊(重爆)
      飛行第二四四戦隊(戦闘)
      第一八二独立整備隊(四式戦)
   第三独立飛行隊(重爆)
   第一挺進団司令部(団長:中村勇大佐36)
      挺進第一聯隊
      挺進第二聯隊
      第一挺進戦車隊
      第一挺進整備隊
   第一挺進飛行団司令部(団長:河島慶吾大佐33)
      挺進飛行第一戦隊
      滑空飛行第一戦隊
      第一〇一飛行場中隊
      第一〇二飛行場中隊
      第一〇三飛行場中隊
   第七輸送飛行隊本部(隊長:伴徳治少佐(少)9)
      第一一輸送飛行中隊
      第一二輸送飛行中隊
   第八輸送飛行隊本部(隊長:三島木厳夫少佐53)
      第一四輸送飛行中隊
      第一五輸送飛行中隊
   第三二航空情報隊、第三五航空情報隊、第三六航空情報隊、
   第三七航空情報隊
   第八航測隊
   第一一地下施設隊、第一二地下施設隊、第一三地下施設隊、
   第一四地下施設隊、第一五地下施設隊、第一六地下施設隊、
   第一七地下施設隊、第一八地下施設隊、第一九地下施設隊、
   第二〇地下施設隊

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Last Update 2011/01/10